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2001年07月28日(Sat)

[ツーレポ] 「江戸川センチュリーラン」with AMANDA FASTRUNNER GT

渡良瀬遊水池にて

はじめに…

 100mile(160km)を走る、センチュリーランというのが、自転車の世界にはあります。なんで100mileなのか、そもそもの始まりはなんだったのか、私にはわかりませんが、自転車に乗るものとして、そして長距離サイクリストを自称するものとして、この距離をこなすことは、一つの壁であると思います。

 初めてセンチュリーランを達成したのは、1999年11月6日の自宅から伊東市までの170kmでした。この時は意外とあっさり達成できてしまい、結構拍子抜けした覚えがあります。(もちろん疲れましたけどね)

 それからいろいろと走りましたが、2000年5月に挑戦して失敗に終わったダブルセンチュリー以降、センチュリーを達成することはありませんでした。

 おのひろきさん主催のBD サイクリングクラブ MLにて、センチュリーランをやろうという企画が持ち上がり、早速参加表明…と思ったのですが、7月に入ってからバイトは多忙を極め、体力的に無理があるかもしれない…と、最後の最後まで表明を控えてきました。

 でも、最悪途中で降りても良いんだし、気楽に行けばいいか…と、直前の参加表明を決め込みました。自分は走りきれるんでしょうか。この結果は如何に…?

起きられたけど…でも…。

 6時には家を出ないとならないから、5時、いや、4時半には起きないと遅刻するかも…ということで、4時半に起きてはみるものの、どうにもやる気が出ない。とりあえずメールチェックなどしてぼーっとしていると、次第に目が覚めてきて「行くか」という気になってきた。

 急いでシャワーを浴び、用意して家を出る。出ようとした時、忘れ物に気付き、また家に戻る。このために出る時間が遅れ、葛西臨海公園を起点としようという計画は、いきなり浦安橋下からに変更となった。

 旧江戸川のサイクリングロードを進むのも久しぶり。起き抜けなのでのんびり進む早朝の涼しさがまた心地よい。今日は暑くなるかな、どうかな。予報は29度だったけど、あんまりあてにはしていない…。

 水門を越え、景色は大きく開ける。ここから葛飾橋まで…えーと何kmだっけ。しばらく来てないからすっかりと葛飾橋までの距離を忘れてしまう。まぁでも、急がなくても時間までには着くはず。

江戸川水門近く
江戸川水門近く

 途中にある地図などを見ながら進む。あれれ、意外と遠かったな〜。結局、集合時間の10分ほど前に到着。おのさん始め、数人が集結。

 しばらく談笑などして、人が揃うのを待つ。全員揃ったところで、簡単に自己紹介。そしていよいよセンチュリーランのスタート。

スタート前のひととき。
スタート前のひととき。

極上の天気

 時間は7時40分くらい。これから160kmを走るということで、すでに気が重い。(笑) 過去の自分のツーリング日記を見ていると、長距離を走るときはいつも「体調不良」を訴えている自分。たぶん、単に気が重いからかのかも?

 先頭はSHIRAKIさん。Nifty-serveのジャージが似合うご年輩。しかしこの人は最後まで安定した走りを披露してくれた。話によると、毎朝(走らない日もあると言っていたけど)50kmくらい走っているのだとか。平日だけだとしても、1,000km! 今の私なんか、月500kmも走れば御の字なのに〜。まったく尊敬に値します。

自転車には良い天気。
自転車には良い天気。

 今日は想像と違い、天気は絶好のサイクリング日和。薄曇りで蒸し暑くなく、風は多少あるけれど、キツイものではない。狙おうったって、なかなか狙えない天気だ。

 休憩を挟んで、玉葉橋だったかと思うけど、ここで埼玉側へ渡る。

 それにしても天気が最高。まだまだ走りはじめだけど、気分はすでにまったり。スタートから40kmほどで関宿城に到着。ここで、たや@SPEED PROさんが合流。

 やや小さめのお城。どういう歴史なのかも不明。すいません。(^_^; ここで水確保と休憩の後、次の目的地、渡瀬遊水池へ向かう。途中、大きなスーパーで買い出し。ミキさんに「買いすぎじゃないですか?」と言われるくらい買ってしまった。でもこれは、後に正解だったことがわかる。

無口な後半

 のんびりしている時間はない。なにせ今日は160kmを走らないとならない。普段の私だと、無休憩計算でも10時間くらいはかかる距離。スタート前から、帰りは夜になるだろうとは思っていたけれど、少なくとも、解散ポイントまでは日が昇っているうちに着けたらな〜と思う。

 人と走るのは楽しいし、道は見通しがいいので、どうしても併走しつつ、いろんな話に興じてしまう。長距離は暇だけど、これがまた時間を忘れさせてくれる。

 そうこうしているウチに、渡瀬遊水池到着。広い。ここは何なんでしょう? 遊水池って何? とか思いつつ、誰に聞くわけでもなく、広場に到着してお昼にありつく。ここでも話に盛り上がる。まったく話題は尽きない。

渡瀬遊水池。
渡瀬遊水池。

 でも食べ終わったらまたすぐにスタート。ここで先ほどの、たや@SPEED PROさんが離脱。また走りましょう〜。

 実はここからどういうルートを通っていったのか、まったくわかりません。(^_^; たぶん、いったん江戸川か利根川かの大きな川沿いのサイクリングロードへ戻ったらしい。とりあえずここからは調子よく進む。時々さしかかる短い上りでは、暗黙のウチにアタック合戦が始まり、自分も勢いに乗って思い切りアタックをかけたりする。

 途中から脇へ逸れ、今度は小さな川沿いにルートを変える。すでにここがどこなのかすらわからない。

 この辺りで、SHIRAKIさんのポケットロケットにトラブル発生。チェーンのコネクティングピンが抜けかかっているらしい。とりあえずの応急処置をして再スタート。

 見沼用水路(?)に到着。見沼川(なのかどうかも曖昧)沿いに、ひたすらひたすら走る。時々会話はあるものの、次第に無口になっていく。それもそのはず、すでに日は傾き始め、暗くなりつつある。完全に日が暮れてしまえば、余裕もなくなってくる。ロングを走る上で、夜間走行は避けられないことでもあるけれど、こればかりは走り慣れていても難しく、危険でもある。私のFASTRUNNER GTには、実はライトは付いてない。付けるところがまだ見つかってないために、フラッシャライトだけしか無かったりする。都内はこれでも問題はないけど、今、ここは街灯のほとんどないサイクリングロード。真っ暗になったら結構辛い。

お疲れぇ〜

 みんなの疲労の色も濃い。そして道は所々車道よってに寸断されており、横断のために停止を余儀なくされる。肉体的、精神的疲労が増していく。

 日は完全に落ちた。暗い道を、本当に黙々と走る。そしてようやく、第1解散ポイントである東浦和駅に到着。お疲れぇ〜。

 しかしここでみんな輪行して帰るという。おやっ。これは意外。ま、いいか。すでにほとんどみんな160kmを走ったのだから悔いはないはず。

 私はといえば、輪行準備に30分かかる現状、誰にも言わなかったけど、実はヘッドスパナを忘れてフォーク抜きが出来ない状態、フォークを抜かないで輪行するには、前の泥よけを取らないとならず、そのためには10mmのボックスレンチが必要であること。それもままならないために事実上輪行は不可能であったのだった。

輪行風景。
輪行風景。どこにどんな反射板が付いているのかわかる瞬間。

 まぁ、工具が揃っていても、面倒なのでやはりやらなかっただろうと思う。(^^; まだまだ力はあったし、この疲労度だとあと4時間は走れるはず。地図を見たら、後40kmくらいと思われたので、3時間くらいと予想。走れない距離じゃない。

 そういうことで、ここでみんなと別れ、一人自走して帰ることにする。駅からの道がよくわからなかったけど、すぐに国道122号線に入ることが出来、赤羽まで一気に走る。しかし122号線、ここは自動車専用道路かと思うくらいにみんな飛ばしていて、そして路側帯は無い。歩道はやはり車道以上に危険。天にも祈る気持ちで、車道をすっ飛ばすことにした。

 疲れた身体には堪えたけど、まめに水を飲み、昼間、買いすぎていた補給食をガンガン食べていたら、脚はまだまだ踏み続けることを許してくれた。

 赤羽を通過し、王子にさしかかる。明治通りに入り、池袋に出た。後は見知った道を進むだけだ。ここでなんだか凄く安心しきってしまい、水と補給食をとるのをおろそかにしてしまった。

 秋葉原を通過する頃にはバテ気味になり、自宅に近づいて来た頃にはすでに放心状態。この時点でメーターは196kmだった。このまま終わるのもどうかな…。なんて考えつつ、なんでかハンドルを荒川へと向ける。

 メーターを見つつ、自宅でぴったり200kmになるよう、適当なところで引き返す。自宅到着時には、ぴったり200.00kmで停止した。お見事!

 こうして今日のセンチュリーは、プラス40kmで終わりとなった。ああ疲れた。

走行距離 200.00km
走行時間 13h22m
平均速度 17.5km/h
最高速度 48.1km/h

終わって…

 普段から、「少々悪い体調でも走りきれる自信はある」と思っていた160kmですが、やっぱり走ってみるとキツイですね。よく考えてみれば、昨年に比べてあんまり走ってません。衰えるのも当たり前です。

 もう二度とやりたくない…と宣言したダブルセンチュリーですが、やはり完遂しないで辞めるのは気持ちが悪いです。先のことはわかりませんけど、10月を目標に再チャレンジしてみたいと思っています。

 今回は大勢の人と一緒に走りましたが、一人で走るロングランは、自分との戦いになります。自分一人でペースを守らないとならない、トラブルも一人で克服しないとならない。それだけに、走り切れたらさぞかし快感だろうな…。なんてことを考えつつ、夢だけに終わらないように、気を引き締める自分でした。


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