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2013年09月22日(Sun)

[ツーレポ] 「麦草峠アタック2013」with RALEIGH RSW SPECIAL

 前回が2003年。あれから10年。頭の中の記憶だけなら、まだまだ上れるはず。大丈夫、ゆっくり行けば大丈夫。

 しかし、初めて「峠を諦める」という決心をせねばならない事態に…なるか…?

きっかけはTwitter

 ある日、Twitterで古い自転車の友人が麦草峠に行くとつぶやいておりまして、ちょっと話しかけていたところ、「来ませんか」とのお誘い。

 いや〜、行きたいけど、いろいろ難しいから直前まで待って。

 でも気分は完全に行く気に。行くためにはあれとこれと片付けて…みたいなことを考え始める。

 2〜3週間くらい前になって、どうやら行けそうだと。行くなら妻を連れて行きたい。一人で行っても道中つまらんし。

妻と妻用自転車の問題点

 しかし妻に麦草峠は上れるのか。とりあえず、自転車に問題が無いかを、武蔵丘陵森林公園でテスト。とりあえず走行に問題は無さそう。妻の自転車はRALEIGH CLUB SPECIALというスポルティーフ。買ってからほとんど乗っていない。しかし、ポジション等は買った時にいろいろと合わせていったから大丈夫か。問題はギア比だ。

 とはいえ、行けるかどうか確定しないまま対策だけ施してもなぁ。と、考えているうちに、時間ばかりが過ぎて行き、そのまま前日に。

 ファイナルギア、F34T×25Tで行くことになった。

 当日まで体調が怪しかったので、集合場所に行くだけ行って、ダメそうならその場に残ってもらい、行けそうでも、ダメだと思った時点で引き返してもらうということで同行。

ヲレの問題

 自転車は問題無し。ただ、ファイナルギアがF34T×25Tと、妻と同じではあるが、こちらは20インチタイヤなので、恐らく大丈夫だろうと。

 そして自分自身。前回から確実に10kgは増えているこの体。そして、この10年峠知らず。でも、勘所は鈍っていないはず。なんとかなるさ!

出発の日

 久しぶりの峠なので、何を持っていけば良いのやら、わけわからず。とりあえずラクティスで行くんだから、思い付いたもの全部持っていってしまえ。

 起床4時半。6時前に出発。Google 先生は2時間半で行けるよ、今(検索時)だと3時間かな。とのたまうので、プラス1時間で4時間見てのこの時間。

 首都高は順調で、30分かからずに脱出。ところが、そこから渋滞の連続。事故とかでは無さそう。結局小仏トンネルを抜けるまで、渋滞は続いて、到着予想時刻は約束の10時ギリギリか、ちょっと過ぎると。

 結局、10時10分頃に到着し、今回のホストである、T氏と落ち合うことが出来た。

ではスタート

 妻は行ける所まで行ってみるとのことであったけれど、スタートすぐは一般道で交通量も多いし、道はいきなり上っていて、傾斜はゆるいまでも、これ程のだらだら上りを延々…というのも初めてであったため、6km程の地点でリタイヤ。自分も少しずつ不安が出て来たので、一緒にこのまま観光して帰ろうかとも思ったのだけど、麦草峠への闘志は忘れてはいない。

 ということで、妻には申し訳なかったけれども、先に車に戻って待機していてもらうことになった。

峠に入る前からバテる

スタートしたて

 スタートは茅野駅。麦草峠はそのずっと先。とはいえ、そこまでも延々上り続ける。初めは「これならなんとかなるかな?」と思っていたものの、少しずつ峠道に入っていくと、「これはヤバい」に気持ちが切り替わっていた。

 ここで初めて気づいたのだけど、ギアが圧倒的に足りていない。そりゃそうだよ、過去、峠用に用意して来た自転車は、ロード用ならフロントトリプルだし、キャンピング車ならMTB用ギアだったんだもん。

 まずい。これはまずい。

 ギアはあっという間にインナーロー。先行き不安だ。というか、もう引き返したい。

激痛との戦い。峠との戦いどころじゃない。

 ホストのT氏はとっくに先へ行ってしまった。まだまだ峠の入り口にすら到達していない。

ここから麦草峠開始

 標高は、途中から看板でわかるようになっているのだけれども、「そろそろ限界」ってところでやっと1400m。あと700mも上るのだ。

 この辺からもう記憶が飛んでしまって、とにかく無心でペダルを回していた。

1500m地点

 1600mか1700m付近で、とうとう脚がつってしまった。ここいらが潮時か。でも少し休憩したら痛みが引いたので、とりあえずまたスタート。

 そしてまた激痛。結局ふくらはぎと太ももの内側と外側、つまり下肢全部がつってしまった感じ。これが半端なく痛い。立ってもいられない、座ることも出来ない。とにかく痛みが引くのを、歯を食いしばって耐える。

 痛みが引いたのでまたスタート。この繰り返しである。

 iPhoneのMapFan(地図アプリ)で位置を確認。ウチのiPhoneはSoftBankなので、当然山の中に電波は来ない。つまり、Google マップは役に立たない。こんな時には地図データ格納式のMapFanが最強である。こちらは峠に慣れていないので、標高だけではよくわからない。MapFanのお陰で、常に自分の居場所を確認できた。

 まだまだ先は長い。最後の直線までは気が抜けない。

冬期閉鎖用のゲートに到着

 やっと冬期閉鎖用のゲートに到着。ここからが最後の難関といったところ。

 最後の方は、100mくらい走って休み…を繰り返す。回しきれないから止まらざるを得ない。止まると筋肉の力の入り方が変わって、その勢いでつってしまう。よって休憩。の繰り返し。痛みは酷く、歯を食いしばって耐える。

 そしてどうにか最後の直線に。ここで少し傾斜が弱くなる。

 やった! と、脚をぶん回したらまたつった。

ゴール!!!

 スタートから5時間後、やっと最高地点に到達。疲れたなんてもんじゃない!!! すぐにでも横になって寝たい!

帰りは1時間

下りの道すがら

 最高地点で写真を撮ったら、すぐに引き返す。本音を言えば休みたかったのだけど、ここで休んだらもう絶対に帰れない。意識があるうちに駅へ戻らなければ。

 過去、麦草峠を上ったのは4回、今回で5回目。今回で初めて来た道を引き返す。

 上っている間はあまり気づかなかったが、正直、道は悪い。しかもこちらはカンチブレーキ+ギドネットレバー。止まらない止まらない。もの凄い手前から握力の限りで制動。握力が減っていく。

 上りは5時間だったけれども、下りは1時間。しかし楽しかった。でもこれだけのご褒美のために5時間の苦行は勘弁願いたい。(笑)

 駐車場に戻り、T氏と飯でも食べて行きたいところであったけれども、もう疲労感半端ない。家まで到達出来るかどうかも怪しい感じであったので、早々に撤退することに。

 お世話になったT氏、ありがとうございました。しばらく麦草はいいので(笑)、STRiDAで遊べるルートをよろしくお願いします。(^_^;

帰路の地獄

 中央道。乗ったらすぐに渋滞のサイン。甲府南から小仏トンネルの間が渋滞していて、抜けるのに1時間と。それなら先に夕飯を済ませましょう。てことで双葉SAで晩ご飯。

 ご飯の後、再スタート。するとなんと、渋滞は広がっていて、高井戸まで4時間とのサインが!!!

 あほかー!!!

 早々に一宮御坂で高速を降りる。南下して東名に移ろうという算段だ。

 暗くなった国道137号線をガンガン走る。逃げ道の無い高速の渋滞をノロノロ走るくらいならこっちの方が断然マシだ。

 妻に道路状況を監視してもらっていて、河口湖を抜け、山中湖へ。しかし、この辺りで東名にも渋滞が発生。30km近い。

 万事休す!!!

 しかし山中湖でふと思い出した。道志みちがあったよな。ということで、ルートを一般道に絞り、道志みちから246号に入って帰ることにした。(帰宅してからわかったけれど、裾野バイパスの方が距離が短かったと思われる)

 帰宅は日も変わろうという0時直前。疲れ果ててはいたものの、まだまだ興奮状態にあったので、買っておいた瓶ビールで乾杯。その後は落ちるように寝ていたと思いねぇ。

まとめ

 衰えまくった体で麦草峠日帰りなんて完全に舐めてました。ごめんなさい。

 近い訳でもないけれど、ヤビツで特訓しないとあきませんね。

走行データ(茅野駅〜最高地点の上り区間のみ)

走行距離:29.43 km
走行時間:04:55:12
平均速度:5.98 km/h
最高速度:18.62 km/h

標高差:1868m(茅野駅〜最高地点 runtasticの計測による)
平均勾配:6.34%(runstaticの数値から算出)

勾配と速度グラフ

走行データ(サイクルコンピュータによる往復データ)

走行距離:58.70 km
走行時間:04:58:27
平均速度:11.8 km/h

ルート全景


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タイヤ周長一覧(実測値)

STRiDA LT (Primo Comet 16inch 1.35 HE 37-305) : 未計測

Raleigh RSW Special (Primo comet 20inch 1.35 HE 37-406) : 1450mm

BROMPTON S2L (SCHWALBE KOJAK 16inch 1 1/4 WO 32-349) : 1280mm

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