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2001年07月05日(Thu)

[ツーレポ] 「北海道 道南ツーリング」with AMANDA FASTRUNNER GT その6

6〜7日目 2001年7月5日〜6日 雨と霧…と、曇ったり雨だったり。「そして帰還…。」

「とっとと撤退だ〜!(^^;」

 昨晩21時過ぎから雨は降ってきた。おまけに、テントを吹き飛ばさんばかりの風。

 今朝になっても状況は変わらず。霧はお約束。この霧のおかげで、テントの外に出られない。

 テントの中で朝食。もう今日が最終日みたいなものだから、軽く済ます。

 時々、雨がおさまるので、そのタイミングを見計らって、テントの撤収に入る。テントは家に帰ったら、ちゃんと乾かそう。

 さーて、本日の第一関門。フェリーターミナルまでの、約10kmを行かなければならない。雨だし、雨具を着て行かなければならないのがイヤだなぁ。

 スタートだ。

 雨具がタコなので、すぐに汗になってしまう。うう。今は我慢だ。

 時々ザバザバと降る中を、45分程でターミナルヘ。すぐに体を拭き、チケットを買う。後は乗船まで待つばかり。

 今回の乗船、自転車は後まわしにされてしまった。なんだか、最後まで印象悪いぞ奥尻め。

 海は荒れていた。お陰様でよく揺れて下さいまして、ふざけんな奥尻。(;_;)

 12時に江差港へ到着。雨は上がっている。ラッキー。この間に駅まで行こう。

再び江差港。雨は降ってませんでした。
再び江差港。雨は降ってませんでした。

日本の車窓から。

 10分程で江差駅到着。

 函館行きの時間を確認する。13時33分。ちょうど1時間後か。輪行にはナイスなタイミングだ。

 すぐに自転車をバラシにかかる。すぐにタクシーの運ちゃんに声をかけられ、あれこれと質問攻め。

 ギアは何段あるのだと聞くので、27段あると応えると、物凄く驚かれた。私ゃ、これでも足りねーっすよ。

 準備完了。あと30分あるけど、すぐに駅舎に入る…と、すでに列車がホームに入っている。なんだそれ。ま、いいか。この辺の感覚が、バタバタした東京と違うところなのだろう。というわけで乗り込む。

 一旦乗り込むも、まだ時間があるので、改札窓口で北斗星のチケットが取れないか聞いてみる。すると、禁煙がひとつだけ空いているというので、すぐに押さえてもらう。ふぅ、これで帰りの心配はすべて無くなった。

江差線です。ローカルです。好きです。
江差線です。ローカルです。好きです。

 発車。函館までは2時間半くらい。寝る。

 途中、木古内を含む二駅で、車両を連結するために長く停車する。その辺も見越してか、座席に横になる人多数。若いねーちゃんまで横になってやがる。(^^;

 のんびりと列車は進み、16時過ぎ頃に函館到着。

 すぐ、バッグ類はコインロッカーヘ。自転車は一時預かりへ持っていき、頼み込んで預かってもらった(普通は断られる可能性大)。さぁこれで荷物の心配はなくなったので、路面電車で谷地頭(やちがしら)という所へ行く。3日目に、みらげさんに連れていってもらった温泉へ再び行き、汗を流す。

路面電車。
路面電車。

 18時半頃に函館へ戻り、夕食のために朝市へ行ってみる。さすがに、どこも閉まっている。

 奥の方で開いていた回転ずしへ、勇気を出して(笑)入る。

 値段の通りの味…という感じかなあ。良くも悪くもなかった。CD一枚分食べた。

朝市。朝市だけに、朝イチでないとやってません。(笑)
朝市。朝市だけに、朝イチでないとやってません。(笑)

 駅へ戻り、預けていた自転車を受け取り、改札までひたすら侍つ。暇かも。

 20分ほど前に改札を通る。停車場所を確認して、先頭の方で待機。しばらくすると北斗星がホームに入ってきた。すかさずデジカメで一枚。やりぃ。前回は上野まで来てから撮ろうとして大失敗したけど、今度は完璧だ。

北斗星。やっと撮影に成功。
北斗星。やっと撮影に成功。

暑い暑い東京へ。

 乗車して、すぐに入り口脇に自転車を固定する。ちと邪魔だけど、どうせ上野までは人の出入りはまばらだろうと勝手に決めつけてみる。寝台へ行き、自分のベッドを確認する…と、すでに人がいる。50代くらいの女性がまさに着替えようとしていた。

……おかしいな。もう一度よくチケットを見る。間違ってない。ということで、声をかける。

「す、すみません、ここ、私のベッドだと思うんですけど。」

 そういってチケットを見せる。するとその女性、自分が隣のベッドに入り込んでしまったことに気づき、あわてて場所を移動しようとする。ベッドは上段なので、危なっかしいったらありゃしない。冷や冷やしながら移動を待ち、着替え途中だったせいか、シーツやら布団やら、乱れまくったベッドにありついた。

 備え付けの浴衣に着替えてすっかりお休みモード。もったいないので頑張って起きていたけど、22時過ぎくらいに寝ていたらしい。

 寝台の振動と、列車のリズムの整ったレールの音は、眠るにはとても心地よい。記憶の限りでは、寝台列車はこれで2度目。そのどちらも北斗星とは、贅沢な話だ。 翌朝は6時過ぎくらいに目が覚め、そのまま布団の中で、買っておいたパンを食べる。顔を洗って、着替える。あとはすることがない。のんびりと景色を見ようと思い、ロビー車にいくけど、ここは霧の都ロンドンか、霧だらけの奥尻か、スモーカーのたまり場になっていて、とてもじゃないけど居られない。

 寝台に戻る。も一回寝ようかな…と思い、ベッドに近づくと、なんとたばこの臭いが! 下段のオヤジ、たばこ吸いやがったな! 文句を言ってやろうと思ったけど、現行犯でない限り、とぼけられたらお終いだ。悔しい。こっちは、禁煙車両は上段しか空いてないっていうんで諦めて乗り込んだというのに…。くっそー! これだからスモーカーは常識知らずだって決めつけちゃうんだよ! バカ野郎!

 半べそをかきながら、遠く離れた廊下の補助いすに座って上野を待つ。

 今回のツーリング、後半はなんだか散々だった。まぁ、こちらとしても楽なばかりでは面白味がないことはわかっているけど、なんだか、いくら頑張っても報われない感じがしたなぁ。

 ひとまずこれで北海道は一段落したわけだし、しばらく来ることもないわけで、それだけに、どうもパッとしない終わり方だった感じがしたのは残念。こういうのも、タイミングというのがあるんでしょうかね。

 …なんて考えているウチに、定刻通り、上野到着。前回同様、降りた瞬間から汗、そして汗。自転車を組み上げている時にはもう、ぼたぼたとしたたり落ちる始末。自分、体の中にこんなに水分貯め込んでましたか…ってくらいの、噴水状態。

 走り出す頃には暑さでふらふら。最後の気力を振り絞って、帰路へ付くのであった。

最後に、上野での北斗星。いわゆる最終形態(笑)ってやつですね。
最後に、上野での北斗星。いわゆる最終形態(笑)ってやつですね。

走行距離 11.5km
走行時間 0h54m
平均速度 12.7km/h

最高速度 40.3km/h
積算距離 583.9km

終わって…。

 移動を含め、6泊7日弱(まぁ、実質6泊6日?)の旅となりました。

 今回は、走ることがメインとなり、特に何を見てきたわけでもなく、特に、何か印象深いことがあったわけでもない…。そんな、印象薄い旅となってしまいました。

 まぁ私の、普段の走りのスタイルがこんな感じ(ここへ行く、と決めたら、あとは一直線)なので、あえて言えば、私らしいツーリングであった…と、言えるのかもしれません。

 今回、函館でお世話になった、みらげさんには、改めてお礼申し上げます。

 今回のツーリングで、「北海道の外側を一回りする」という目的は果たされました。細かいことを言うと、「江差−瀬棚」間、約80kmを走ってませんけど、まぁ良いでしょう。(^^; 合計、約3,000kmの旅は、無事に完了となりました。

 次は、全く経験のない、東北地方を攻めたいですね。以前から日記なんかで言っている、「本州一周10カ年計画」の幕開けも近いワケです。達成できるのかなぁ。(^^;

 なんだか、外側ばっかりですけど、合間を見て、ちゃんと中も攻めたいと考えてます。まだまだ走ってないところばっかり。先が楽しみってやつですね。

 北海道は、広いようで、狭いようで、やっぱり広いところでした。いろんなことがあったように思います。そのどれも、素晴らしい想い出です。

 旅はいいです。特に、一人旅は、格別のものだと思います。当然一人ですから、何もかも自分でやらないとならない。でも、どうしようもなくなった時にさしのべてくれる人の手の、なんと暖かいことか。そういうことを感じられるのも、一人旅の醍醐味だと思います。もちろん、良いことばかりじゃ無いですけど、何事も表裏一体。その時が辛いからこそ、今を幸せに感じられる。今が辛くても、きっといつか、楽しく、幸せを感じる時は来る。

 旅も人生も、何も変わりはしませんね。普段の生活で、この辺がわからなくなってくる時、私はまた、テントを担いで走りに出かけるのです。

 さて、次はどこへ行こうか…。


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BROMPTON S2L (SCHWALBE KOJAK 16inch 1 1/4 WO 32-349) : 1280mm

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