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2000年04月08日(Sat)

[ツーレポ] 「ヤビツ峠再び!」with cannondale R2000

頂上にて

はじめに。

 もう一度ヤビツを走ってみたい。

 …常々思っていたのだけど、他にも魅力的な峠が多かったせいで、後回しになってました。

 ヤビツというのはそれほど長い峠ではないため、そこだけを走るととても短く、アッという間に終わってしまうこともあり、前回の相模湖駅よりも手前の橋本駅スタート、ヤビツを越えた後、秦野から二宮まで進み、海を見て帰ろう…。そう思い、MapFanで調べると61kmとある。難易度も低いし、距離も短いから、誰かもう一人くらい…。ということで、前回の奥多摩以来の伯爵さんを、半ば無理に引っ張り出して、このサイクリングはスタートしました。

 主な内容は、「1999年12月18日 ヤビツ峠を走ろう」とダブるため、風景描写は簡素です。(^^;

急に後ろからなんてそんな…。

 7時32分発の橋本行き電車。土曜日ということもあり、前回よりも人が少ない。輪行しやすさから言えば、週末の方がいいのかな? すぐに席も空き、座ったままでほとんど眠っていた。

 途中、伯爵さんから何度か電話が入っていたらしかったのだけど、電車の中では無音にしていたため気づかず。午前9時に橋本駅に到着した時点でかけ直してみると、なにやらトラブルがあったとかで遅れるとのこと。ということで、一足先に自転車を組み上げ、のんびりとストレッチなどをする。

 30分ほどの後、伯爵さん登場。なにやら出発直前にパンクしていたらしく、チューブを交換して出たら今度は電車のつながりが悪くて遅れてしまったのだとか…。初めてのパンク経験だったそうだけど、処置は早かったみたい…。

 午前10時前に出発。国道413号線を津久井湖へ向かう。途中、歩道の下りを走行中、突然歩道が切れているところに出くわし、急ブレーキ。何とか手前で止まったものの、直後に伯爵さんにおかまを掘られてしまった。(^^; 私は自転車を降りていたところだったので、サドルの先端が臀部に思いっきり突き刺さり、激しい痛みが…。(笑)

 見たところディレイラーは大丈夫そうだったけど、ホイールとカセットの間に付けていたチェーン脱落防止のプラスチックが割れてしまい、取り去って再スタート。

 津久井湖到着。桜が綺麗だった。

津久井湖の桜。
津久井湖の桜。曇って見えますが、気のせいです。(;▽;)

ロードの登坂能力はどうか?

 道は順調。しかし伯爵さんの顔色が優れない。なにやら国道413号の空気の悪さ(トラックなどが多いため)に、気持ちが悪くなってきたそうだ。もう少しで宮ヶ瀬ダムに到着するからがんばってくれ〜と祈りつつ、こちらはマイペースで進む。(すまぬ)

光明禅寺…というらしいです。
光明禅寺…というらしいです。雰囲気がいいです。(パノラマ撮影)

 宮ヶ瀬で早めの昼食。前回行った「びんづる」へ再び入る。またここで昼飯の写真を撮るのを忘れる。(笑) なぜだ?

 さ、いよいよ本格的な上りが始まる。吹風トンネルを越え、中津川が狭まってくる辺りからかな? ここいらで伯爵さんとお別れして、自分のペースで上り始める。R2000の力を見てみたい。そういう思いがあったので、それなりのペースで進む。所々ギアはインナーローへ入ってしまうのだけど、何とか上って行けそう。前回のレ・マイヨWと比べると、ペース的には変わらないくらいかな? こちらの方がはるかに重いギアなので、ペダルを踏む力はかなり入っている。

 しばらく進むと、二人連れのロードレーサーに追いついた。彼らはずいぶん前に私たちを追い抜いていったはず。ペースダウンでもしたのだろうか? そう思って進むがなかなか追いつかない。いや、追いつこうと思えば追いつけたのだけど、抜き去って再び抜かれるのはイヤだった(笑)ので、ある程度の距離を保ちつつ進んでいた。

 するとさらに後ろからトライアスロン車に乗ったサイクリストが抜いていった。彼は先行する二人にぐんぐん近づいてはいるものの、相当小さなカセットが付いているせいで、ものすごくゆっくりとしたダンシングで進んでいる。それを見ていた自分と、彼との距離が縮んでいるのがわかった。39T×26Tの威力かっ!?

 追える!

 そう思った瞬間、右手はギアを一つあげ(39T×23T)、ダンシングを始める自分。そのトライアスリートと二人して、先行しているロードレーサーに肉薄! 一気に追い越しをかける。道はちょうど水くみ場の手前の激坂にさしかかった。

 私の前を行くトライアスリートは、5mほど前を進むが、空恐ろしいほどのダンシングでぐいぐいと進んでいく。なぜまだ踏める!? いい加減に腰を下ろせぇ〜……。しかしシッティングで踏めるほどのギアは持ち合わせていないせいか、上体を大きく振りつつさらに上っていく彼。後ろの二人との距離は徐々に離れていくが、前には追いつけない。脚はもういっぱいだ。止まりたい、足を下ろしたい。どうしようか…と考え始めたところで上りが緩やかになり、水くみ場へと着いた…。

 げ、限界〜。とうとうここで戦線離脱。くそう。上る前からここで休憩するんだと思いこんでいたために、水くみ場を見たら一気に力が抜けてしまった。

 ここで15分ほど伯爵さんを待つが、ここから頂上も近いことを思い出し、到着を待たずに再びスタート。

ダウンヒルしましょ♪

 頂上到着。5分ほどしてから伯爵さん到着。しばしの休憩の後、秦野側へ下る。こちら側は傾斜がきつめだと聞いていたので、スピードの乗りを楽しみまくる。するとすぐに絶景のポイントにさしかかり、急停止!(は危険なのでやめましょう)

秦野側下りにて。
秦野側下りにて。(パノラマ撮影) いやもう、吸い込まれそうな絶景でしたね。

 その後もさらに下りまくり。51T×13Tじゃ全然足りない。さらに27インチロードでの下りは初めてということもあり、感激もひとしお。とにかく安心感が強いんです。コーナリングでの安定感、ブレーキングの安定感、どれを取ってみても素晴らしい。これが一級のロード(フレーム)の威力ってヤツですか! これならアルプスで100km/hのダウンヒルも怖くない!(嘘です、ごめんなさい;_;)

 下りは早く終わってしまうのでつまらないけど、長い下りを下りきれるほどの集中力もないので、これくらいが丁度いいのかも。

 速度を落として惰性で下っていると、あっさりと伯爵さんにパスされる。彼も下りは楽しそうだ。

やはり間違えました

 名古木(ながぬぎ)を越えた。実はここで道を間違え、県道70号線をそのまま沼津方面へ進んでしまっていたのだけど、知る由もない。(笑) ただ、なんか変だな? とは思っていたので、標識が出るところまで進んでしまったら、小田急小田原線の渋沢駅手前まで来てしまった。

 伯爵さんとああだこうだと相談しつつ、何とか県道62号線へ入ることが出来たので、そのまま県道71号線へ戻り、延々に続く下り基調の道を良いペースで進む。

 二宮駅が近づいてきたが、ここまで来て海を見ないで帰るのは不完全である! そう思って先端まで行ってみるけど、西湘バイパスが邪魔をして、ちらりと見るだけになってしまった。

最終目的地の相模湾
最終目的地の相模湾

 しばしの後、二宮駅へ戻り、今回のサイクリングは終了となりました。

走行距離 79.25km
走行時間 4h0m
平均速度 19.78km/h
最高速度 71.2km/h

終わって…

 体調不良の伯爵さんには、空気が悪かったり、道を間違えたりして不憫な思いをさせてしまいました。ごめんなさい。

 とはいえ、こちらは久々に楽しんでしまいました。見知らぬ人との峠でのデッドヒート(だと思っているのは私だけだったかも)を繰り広げられたし、景色は良かったし、いい一日でした。

 ロードレーサーの戦闘力もよーくわかりましたし、収穫はたくさん。R2000、無理して手に入れた甲斐がありました。これからも乗鞍に向けて(って、出る気か?>自分)、また一つ意欲が出てきた気がします。


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