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2000年03月09日(Thu)

[ツーレポ] 「アマンダ峠テスト at 道志みち」with AMANDA 20inch Folding

富士山

はじめに。

 アマンダ納車からこの日で20日ほどが過ぎました。それまではずっと江戸川や、いつもの都内のルートを走っていましたが、そろそろこの辺で本格的に実力を試してみたい…そう思い、どこか郊外を走ってみることに決定。ルートの選定に入りました。

 輪行のため、乗り換えが少ないところ…ということで、最寄りの駅から1本で行け、一番遠くて、峠がある、下記のルートに決めました。

予定のルート

 京王線橋本駅→国道413号→津久井湖→国道413号→道志村→山中湖→国道138号→国道1号→小田原から輪行にて東京駅

 上記はMapFanにておよそ100kmあり、距離的にはなんの問題もないだろうと思っていました。一応念のために、それよりも手前の御殿場、または山中湖からバスでどこかの駅…という、逃げのルートも検討しておきました。

 はてさて、このサイクリングの顛末は?

橋本行き、1本目が午前7時37分。

 webの時刻表にて時間確認をしてみると、最寄りの駅から橋本駅まで直で行ける電車は、午前7時37分発という。橋本駅まではおよそ1時間半くらいかかるので、到着は午前9時の予定。ずいぶん遅いけど、他の線を使って乗り換えなどしてしまっては意味がないので、それで決定。

 ということでその時間に乗車。この時間だとすでに通勤通学の人たちが多い。ひとまず輪行者の聖地と呼ばれる(?)、一番後ろの車両に乗ってみるモノの、すでにややすし詰め。他の人の邪魔になりながらも、アマンダのこの小ささにかなり救われる。

 都心を抜けてしまえばあとは快適。調布を越えると目前に突然薄茶けた低い山々が開け、それを見てちょっとわくわくしてきたり…。

 今日はどうなるかな…。そんなことを考えつつ、午前9時過ぎ、橋本駅到着。ほとんど立っていたので、すでに疲労困憊。(笑)

わかっていながらルートミス。

 自転車を組み立て、コンビニで水と補給食を買い、スタート。走り初めはまだ町の中なので平地が続く。

 すぐに城山大橋に到着。津久井湖だ。

津久井湖(城山大橋上より)
津久井湖(城山大橋上より)

 のんびりと通過。標識に「相模湖」と出ていたので、無意識にまっすぐ突き進む自分。気が付くと国道20号線へ。ん? 20号なんか通るのかな? と疑問に思いつつ、かまわず進んでしまう自分。実はすでにここでルートを間違っていたのでした。

 ずっと国道413号を進みたかったのだけど、道なりに進んでいくと知らぬ間に国道412号に入ってしまうのです。413号と412号。しっかり意識していないと間違えます。(笑) ここで気づかなかったため、国道20号へ入ってもそんなにひどくルートを逸れてはいないだろう…と思いこんでしまったようです。

 自分はすでに相模湖。ここから国道413号へ戻るには、県道76号を使えば戻れることがわかり、ホッと一息。

相模湖
ホッと一息の相模湖

 県道76号。もうすでに山の中だし、峠のテストをしに来たのだから良いのだけど、やたらと上る。ひいこら進み、ようやく国道413号へ針路修正。ここから道志村を横切る「道志みち」へと入ります。もうここは地図で見ていたときから「かなりすごいかも」とは思っていたのです。続くつづら折れ、等高線の間隔も狭い。実際に走ってみると、なぜかひたすらひたすら上りが続くという激しさ。……ちょっと大げさかな。延々上って、ちょっと下って…という繰り返し。おかげで全然速度が上がらず、時間だけが過ぎていきます。

どこで撮ったか失念
すいません、どこで撮ったのか忘れました。(^^;

 のんびり休憩している暇もなく、疲れたら停止して30秒〜1分くらい跨ったままで休み、また走る…の繰り返し。意識飛びそう。(^^;

 時速は7〜12km/hくらいをふらふら。ギアは何度もインナーローに入る。なんだかなぁと思いつつ、そうそう、テストに来たんだから、色々確かめつつ走らなきゃ。と思い出したり。

突然ですが、セカンドインプレッション。

 平地では相変わらず、踏む前に進んでいくような、本当に滑るような進み具合が快感です。

 一番確認したかった、上り性能はというと、意外や意外、想像と違った印象でした。

 一言で言うと「ぐいぐい上らず、あくまでもマイペース」てな感じでしょうか。

 腰を後ろに引き、上体を起こしてハンドルを引きつつぐいぐい上っても、想像していたような“上り心地”ではありませんでした。(もしかしたら、RIXEN KAULのバッグをフロントに付け、それに2kgほどの荷物が入っていたのも影響したかもしれません)

 それよりももっとリラックスして、軽いギアを選び、のんびり上る。これがいいのかも? じつはハッキリした見解が出せなかったので、今回はとりあえず結論を出さないでおきましょうか。(^^;

 今の私の峠の走り方は、とにかく「自滅型」です。頂上がどのくらい先にあろうが、ペース配分などお構いなし、とにかくその時その時で、上れるだけの力を出しつつ上るのが私のスタイル。(じゃなくてもう癖ですね^^;) どうもその癖を未だに引きずっているためか、まだまだアマンダの魅力を引き出せてはいないとも考えられます。

 この辺はもう何度か峠を体験してみてから、改めてインプレッションしてみます。

さすがは山伏!

 時々地図を取り出し、位置を確認。もう少しで道志みちが終わる。これが終われば山中湖の平らな道が待っている〜。

 と、突然道が上りを増してきた。「なんじゃこれは」と思っていると「山伏峠」という標識が見えた。山伏ねぇ…。今の自分にはふさわしい峠かもしれん! とか、自分を奮い立たせてみるモノの、すでにここまでの峠+休憩無し+寒い=へろへろ状態。

道志川
道志川

良い天気♪
なかなか天気も良くて、気持ちよかったです。

 上る上る。北海道の知床峠を彷彿とさせる。というか、弱くなってないか自分? どんどん上り、気温が下がってくるのがわかる。しかし体中からは汗が間欠泉のように噴き出す。(大げさ) 水もなくなった。やばいかも!(笑)

 上りきった…下りか? そう思ってジャージのジッパーを閉める。そして一気にダウンヒル! とか思うと、全然スピードが乗り切らないうちにまた上り。そんなことを繰り返しながら、やーっと上り終了。ここからジェットコースターのように下る。ギアはアウタートップ。がんがん踏む。踏み切る。まだアマンダには乗り慣れていないこともあり、コーナーでは無理をしない。直線になったら力の限り踏み抜く!

 しばらくして下りが終わる。サイクルメーターの最高速度を見ると63km/hと出ていた。踏み切って60km/hも出るなら、もっと全体的にローギアにしてもいいかも…と思い始める自分でした。XTのクランクに入れ替えてもいいかも。

富士は日本一の山

 平らな道へ出て、追い風も手伝い、30km/hをキープ。もう少しで山中湖。

 一つコーナーを抜けて、木々も減り、視界が広がると、目の前には驚くほど大きな富士山が。

こんな画像よりももっときれいだったんですよ。はい。
こんな画像よりももっときれいだったんですよ。はい。

 しばし呆然。この計画を立てたとき、「どうせなら行けるところまで富士山を上ってみるのもまた一興」なんて思っていたのだけど、なんて恐れ多い。(^^; あんなの上れるかー!(爆)

 そして山中湖へ。今までとはうって変わってめちゃめちゃ平和。湖の周りを走るサイクリングロードをへろへろと走りつつ、途中の展望台でカシャ。(一番上にある画像です)

時間もないので引き上げ〜。

 この時点ですでに午後3時。ここから小田原までは50kmほどと標識が…。このペースで行けば日が暮れてしまう。ということで、当初から考えていた逃げのルートを使って御殿場から帰ることに。

 山中湖から御殿場まではまたちょっと上りがあるのだけど、今までよりは楽。下り傾向の道を軽快に30km弱ほど進んで、ようやく御殿場駅へ。御殿場−松田から小田急乗り換えで新宿へ。そこから都営新宿線で帰ってきました。約3時間。やっぱり遠いですね。(苦笑)

 帰ってきてから気づいたんですが、今回、自転車の写真を一枚も撮ってませんでした。本日の大失態。

走行距離 91.59km
走行時間 5h20m
平均速度 17.1km/h
最高速度 63.0km/h

実際に通過したルート
実際に通過したルート

終わって…

 いかんせん時間が無さ過ぎでした。やっぱり現地には遅くても午前8時には走り始めていないと、余裕を持ったサイクリングは難しいですね。

 いつも通り、何かがあってもすぐに引き上げられるように逃げルートを作っておいたので、途中で宿を探すこともなく帰ってこられました。(笑)

 今回はその余裕の無さから、結局きついものとなってしまいましたが、これがアマンダでなかったら、もっと辛かったのかもしれません。ギアを考えると、R2000やレ・マイヨWではもっときつかったでしょう。やはり輪行ツーリングには最高のアイテムかもしれませんね。(^^)

 また次を計画しようっと。


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Raleigh RSW Special (Primo comet 20inch 1.35 HE 37-406) : 1450mm

BROMPTON S2L (SCHWALBE KOJAK 16inch 1 1/4 WO 32-349) : 1280mm

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