2005年08月18日(Thu) [長年日記]
なぜブログを書くの?
個人でサイトを開いたのが96年4月から。その時から日記ページというものを書いていました。なんてことのない内容で、日々あったことをなんとな〜く書いているだけのものでした。
そんな日々を過ごしていた97年、ある出来事がありました。大げさなものではなく、些細なことでしたが、それをきっかけに、私は徐々に精神的におかしくなっていきました。人間不信から人を遠ざけ、仕事もミスを連発し、どん底に転がり始めていったのです。
とにかく、このままじゃいけないという意識はあったので、この状態を克服するにはどうしたらいいかを考えました。
例えば対人関係に問題があるとして、一番良くないのは「わかってもらえると思っていたのに」という「のに」ですよね。そういう思い上がりはよくありません。人を理解するのは、それは大変な事です。わかってもらうためには、常に「自分はこう思っているのだ」という説明がなくちゃいけないと思うのです。つまり、何でもかんでも話し合ってみるということが大切だと思うのです。
話せば全部が伝わるとは限りませんが、話さないことは伝わるはずもありません。
その一環として私は、それまでの「日々あった事を何となく書く」という日記のスタイルを変え、「自分はこう考えている、こういう思いでいる」という、自分の思想を中心に書くようになりました。自分の考えを書く事で、自分という人間を少しでも他の人に理解してもらえたら…、そして、書いた事を客観視する事で、自分で自分を理解する事ができるかもしれない。
いや、他の人より、まず自分で自分を理解しなければ、他人からの理解など得られないですよね。そこで日記というものを、「自分を理解するために書く」と決めました。
そしてしばらくは本当に思う事を書いていました。腹が立つ事、楽しい事、悲しい事…とにかく、喜怒哀楽で敏感に感じる事を中心に、少々過激な文言になっても気にせず書きました。今ならブログに対する反応も早いですから、もう今では書けないような事も書いていたように思います。
……。
自分に、ある理想があって、そこに自分を突き動かしたい。でもそれはやっぱり難しいことで、「理想へ向かおうとする自分」と、そのために無理をして、さらに壊れていく自分への恐怖から「今の自分を守ること」へ走る自分とが相反し、果たして何が自分なのか、どんどんわからなくなっていって…。結局理想へ向かうことはやめました。
今の自分が自分であって、その今の自分は、過去が作っているのだと仮定するならば、見えてこない先の自分をコントロールするなんてことはやっぱり難しいですよね。自分は変わっていくのだと思いますが、変えていくのは無理なんでしょう…。
そこで日記を読み返します。ああ、あんなことを考えていたのか、こんなことを考えていたのか。ダメじゃんそんなことじゃ。いやいや偉いな自分。
自分に対していろんな評価が出てきます。自分を客観的に見ることで、自分を反面教師というか、「人の振り見て我が振り直せ」のような状況になっていくのがわかっていきました。
そうか、自分はここがいけなかったのか。 ここがチラリと見えてきてから、どん底から少しずつ這い上がっていけたように思います。そしてまた、自然に日記のスタイルも元へ戻っていきました。
もちろん、それまでに大切な友人のアドバイスもあって、それは大きな力となりました。
少し見えてきた自分、支えてくれた人達。こうして今の自分があるのです。そしてまた、いつか崩れてしまうことがあるかもしれない時のために、毎日こうして何かしら書き綴っているのです。それはきっとまた自分を支えてくれると思うから。









